TOP >> 技術指導の紹介 >> ツナガール 高知海洋高校




 4 月にツナガールを任命されて以来、週に一度の猛練習でマグロのさばき方を体得。 8 月に南国市のスーパーで解体ショーを実演しました。その予行練習では、偶然立ち会った漁師の方から、「骨からちゃんと身がはがれちゅう。上等!」とお褒めの言葉をいただきました。本番での見物客はおよそ 20 名。両親も駆けつけ緊張はピークに。引く時に力を入れる包丁は重くて力加減が難しい。何回も包丁を入れると身が汚れます。何度も先生から指導していただいたところなので強く意識して臨みました。結果…お客様から歓声が上がり、喜んでいただけたようですが、自分としては腹の部分の骨に身を残してしまい、納得のいく解体にはなりませんでした。
 将来は和食の料理人になります。誰でも気軽に入れるような自分のお店を持つことが夢。昨年 10 月から始めたコンビニのアルバイトに加え、夢の実現に向けて先週から土日祝日限定でホテルの和食店の厨房でアルバイトを始めました。料理長のアシスタントとして、朝 8 時半から夜 6 時半までみっちり。盛り付けや包丁さばきを盗み見する毎日です。学校とアルバイトと解体ショー。目まぐるしい忙しさですが全てが修業です。父親からは「無理するなよ」と言われ、母親からは「できるんやったらやってみいや!」と背中を押されています。家族や先生、周りの人の支えがあって今がある。みんなの気持ちに応えたいという気持ちが強くなるほどに、感謝の気持ちも湧いてきます。来月、初の県外遠征で大阪の中央卸売市場で解体ショーを披露します。翌日は宿毛でのイベント。ダラダラと過ごすよりも忙しく動いていた方が性に合っているようです。泳ぎを止めたら死んでしまうマグロと同じですね(笑)。





  真面目でしっかり者。和食の料理人を目指してコツコツ努力を続ける、藤田さんにツナガールを任せました。航海コースの生徒がハワイ沖で水揚げしたマグロ2トンを食品コースの生徒が缶詰にして販売する。専門高校だからこそ味わえる体験です。実習で使用するのは30キロ程度のビンナガですが、解体ショーでは40キロのクロマグロやメバチを捌く事が多いです。勝手の違う相手をお客様の前で平然と捌ききるには確かな技術と強い精神力が必要です。この経験が藤田さんの人生に重要なアンカーとなることは間違いないでしょう。最近は目標や夢を持たず、一日中部屋の中でゲームやスマートフォンをいじって過ごす生徒が増えてきました。実社会にもっと目を向け、生きる力を身に付けて欲しいと願ってやみません。