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熱血先生図鑑

  • 海外での豊富なキャリアをもとに、英語の教師として活躍している。教育の中で大切にしているのは、子ども達の主体性。“自ら考え行動できる人財”になるための学習機会を創造している。
    好きな言葉は「Work Hard Play Hard」。働くことも遊ぶことも全力で取り組みながら未来を切り拓いている。

  •  生徒たちが社会人となり、職場でイキイキと働くためには、「主体性を持って仕事に取り組む姿勢」がとても大切になってきます。そこで、窪川高校では体育祭を生徒の「主体性を磨く成長の場」として位置付け、企画から運営までを生徒主導で行うようにしています。教師は口を出さず、見守るようにしていますので、時間も手間も掛かりますが、生徒にとってはかけがえのない成長の機会となります。まず、体育祭を盛り上げるために色々なアイデアを出し合います。意見が分かれたり、悩んだり、失敗したり、と思い通りにいかないことの連続ですが、試行錯誤しながらも体育祭をやり遂げると「積極的に取り組み、仲間と協力し合えば、こんなに素晴らしいことができるんだ!」と、自信が生まれるようです。中には「運動は苦手でも、準備や応援など、自分が得意とする役割を通して体育祭を盛り上げることができた」という声も聞こえてきました。「自分はこれぐらいのことしかできない…」といった思い込みを壊し、自分自身の可能性を開拓できるようなチャレンジの機会をつくり、それぞれの個性を伸ばし、主体性を育むことこそが、教師の重要な役割だと感じています。

  •  東日本大震災の報道に触れて、胸が張り裂けそうになりました。“学びの場”であるはずの学校が避難場所となり、今でも自宅に戻れない大勢の子どもがいます。そんな中、生徒から「今、自分たちにできることを精一杯やろう!」という声が湧き起こり、窪川高校生徒会で街頭募金活動を行うことになりました。最初は募金をしてくださる方も少なく、生徒たちも恥ずかしがって慣れない様子でしたが、徐々に変化が表れました。生徒たちが自分たちのしていることの意味を実感するに従って、最初は小さかった「ご協力お願いします」の呼びかけが次第に大きな声になり、協力してくださった方には「ありがとうございます!」と精一杯の感謝の気持ちを伝えることができるようになってきたのです。そうなると、徐々に募金に協力してくださる方が増えてきて、さらに生徒たちの声も大きくなるという好循環。募金活動を通して生徒たちが成長する姿を目の当たりにして「人のために何かをすると、こんなにも強く、やさしくなるんだ!」と胸が熱くなりました。震災から月日が経ち、少しずつその記憶は遠ざかっていくでしょう。だからこそ、あたり前に生きる日常の中でも、そのような“強くやさしい心”を育むことが大切だと考えています。そのために、“生徒が磨かれる機会をつくること、一緒に頑張れる仲間づくりをすること”に全力で取り組むことが、私たちプロの教師としての使命だと考えています。