TOP >> 熱血先生図鑑

  • 子どもたちはかけがえのない存在であり、「可能性の塊」。生徒たち一人ひとりが持つ無限の可能性を引き出すために、教師にいったい何ができるのか…知恵を振り絞る毎日を過ごしている。いつアイデアが浮かんでもいいように、車の中にはホワイトボード、ベッドの横にはアイデアノートを標準装備している。。

  •  教師となってちょうど25年。毎日ワクワクしながら学校に行っている私を見て、妻や友人などからは「天職やねぇ」などと冷やかされています。実はそんな私が教職の道に進む決意をしたのは、社会に出る直前の大学4年の時でした。高校生の頃、私は勉強にも就職にもまるで関心がなく、とりあえず4年間もあれば何か打ち込めることが見つかるだろう、と問題を先送りするようにして進学しました。高知から出てきた私にとって大学生活は毎日が刺激的で楽しくて楽しくて…、気付けばあっという間に3年生になっている始末。今でこそ、「夢を持とう!」などと生徒たちに言っている私ですが、実はその頃には夢もビジョンも見つけられず、「まぁなんとかなるろう」と、のん気に構えているような超楽天家だったのです(笑)。そんな私の人生を変えるきっかけになったのは、友達に誘われて受けた教員資格試験の合格通知でした。教師の自分などまったくイメージできなかったのですが、他に選択肢があるわけでもなく、とりあえず行ってみた教育実習…、この教育実習で私は雷に打たれてしまったのです。教師への夢や子どもたちへの思いなどまったくない状態で教壇に立つ私。しかし、生徒たちはそんな私を何の疑いも持たず素直に受け入れ、キラキラした眼差しで一心に授業を受けてくれました。その純真さに心を打たれました。毎日教室に入るたびに子どもたちへの気持ちが本気になって、教職に就く夢がどんどんふくらんでいきました。実習が終わる頃には、「子どもたちが輝いて生きていける未来をつくりたい!」という一心で、教師になることを決意していたのです。

  •  今、商業高校は厳しい状況にあります。昔は簿記やそろばんができれば就職先がありましたが、今は違います。社会はどんどん変わってきているのに、学校は旧態依然としたまま。教師は社会変化にもっと敏感になり、「教育の質」の向上を追求していく責任があると考えています。そのひとつのアプローチとして伊野商業高校ではサマーセミナーを開催しています。サマーセミナーとは、社会の第一線で活躍している方々を講師として学校に招き、それぞれのテーマで授業をしていただくオープンスクールのことです。その期間は学校を全面的に開放して、地域の方々にも参加いただける市民参加型の学習の場となります。社会人と場や時間を共有する体験が少ない高校生にとっては、世の中の様々な考え方や価値観、チャレンジを体感できますし、実社会で求められる作法や人間関係、道徳を経験的に学び、成長できる学習機会となっています。これから、固定観念や先入観にとらわれず、新しい教育のあり方を模索して、日々チャレンジし続けます。