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熱血先生図鑑

  • 「たくましく生き抜く人財」を育成するため、2年次にマネジメント学習を取り入れている。生徒たちの日曜市の改善点提案は、高知市から高く評価されて予算化されるなど、地域の活性化に大いに役立っている。何か始める時には全体をイメージして計画をつくり、常に質の高いものにすることを心がけている。

  •  通常、中学生には目標とする高校への受験勉強という試練があります。その時期の青少年にとって、自分を試す大事な成長機会だと思うのですが、私どものような中高一貫校には高校入試がありません。そのため、高校受験に代わる成長機会をずっと探していました。そのひとつの解決策が5年前のキャリア教育の導入です。まだその当時はキャリア教育の実績をもつ高校が少なかったため、導入については先生方の議論百出でした。限られた授業時間の中で、なんのためにキャリア教育をおこなうのか、学生の本分は勉強ではないのか、就職をあおるばかりではないのか・・・。振り返ってみると、キャリア教育導入というテーマを通じてとても大事な話し合いができたと思います。 当時は賛否両論がありましたが、実際に導入して5年が経過。現在では大勢の先生方がキャリア教育を推進する頼もしい同志となってくれています。

  •  地域活性化について課題を見出し、改善策を提案する「マネジメント学習」に力を入れました。リサーチ段階ではインターネットを使わず、かならず現地に足を運んでもらいます。情報を持ち帰って整理し、地域活性化のための仮設プランを立て、その評価をアンケート形式でおこなう、という流れです。最終の評価を得るため、生徒たちのアイデアを集約した「高知を良くしよう!改善プラン」をみんなで行政に持って行きました。「面白いこと考えるねぇ」と言われては喜び、「良いアイデアだけど現実的には難しいかなぁ」と言われては落ち込んだりしていましたが、生徒たちが真剣に考えた提案を正面から評価してもらえることは、生徒にとって貴重な体験です。なによりも「やってよかった」というやりがい、達成感に繋がったようで、ある生徒は日曜市を取材して様々な課題を見いだし、「帯屋町を元気にしたい!」という想いで大学への進学を決意しました。

  •  キャリア教育を始めてから毎年感じることですが、生徒たちの目覚しい成長ぶりは驚きや感動の連続で、計り知れないパワーを感じますね。とくにそれを強く感じるのが、毎年12月に行われるマネジメント学習発表会です。校内発表に限定するのはもったいないような、高知の魅力を目いっぱい引き出したプレゼンテーションが次々にでてきます。こんなに郷土のことを想い、元気にしようと頑張っている生徒がいることを、もっともっと大勢の皆さんに知って欲しい。そんな衝動に駆られるほど私の心を揺さぶってくれた自慢の生徒たち。彼ら、彼女らに寄り添い、未来を一緒に描いていきたいと思います。。