TOP >> 職業講話 >> 結城貴暁さん(ネッツトヨタ南国株式会社)
職業講話

たくさんの人との出会いで気づいたこと、「何のために仕事をするのか」を全力で伝えたい

講話でお話しする内容を教えてください。

学生に対してはとにかく「働くこと」の楽しさを、パワーポイントのスライドや映像・音楽を使いながら伝えるようにしています。また若者が社会にでることや仕事をすることをイメージできるように、経済産業省が企業にアンケートを実施し取りまとめた「社会人基礎力」を、ネッツトヨタ南国で働く大人たちの声として紹介したり、スポーツ界の中で活躍しているアスリートやテーマパークでの伝説のサービスに焦点を当て感動を提供することができた要因を分かりやすい表現で説明したりしています。
講演で多くの学校を訪問させていただくのですが、「いまやっていることが将来何に繋がるのか分からない」と考えている学生が多いように感じます。これは「勉強してテストで良い点を取らないといけない」「部活で厳しい練習をして好成績を収めないといけない」、または「自分にはどうせ出来ない」「あの人は才能があるからできるのだ」など、やらなければならないことや自分以外のことばかりに目が向いてしまい、本来の「何のためにそれをするのか」が分からない状態になっているようです。そのことを学生に少しでも気づいてもらうように、「目的(何のために)」と「目標(具体的な行動)」の違いを話しています。

講話の中で一番伝えたい事は何ですか

よく講話の中で学生に「夢はありますか?」と質問するのですが、多くの学生は「ない」と答えますので、「夢がなくても大丈夫だよ」と言うようにしています。もちろん夢を持つことは大事ですが、それ以上に「いま大切なものや人、そして思いを大切にして下さい」と伝えるようにします。それを証拠に「将来はどんな人になりたい?」と質問した後に「それは誰からも頼られて自分のしていることに喜びと誇りを持っている人?それとも自分の好きなことだけをして他人は関係ないと思っている人?」と投げかけると、ほとんどの学生は「周りから信頼されて、仕事に喜びを感じたい」と答えてくれます。つまり将来の働いているイメージや具体的な人生は想像できなくても、いま自分自身は「どう在りたい」のかは常に胸の中にありますので、そこに光を当てて下さいと伝えるようにしています。一般的には価値観という言葉で表現されますが、難しく考えて「何のことだろう」と探し回るのではなく、いつも自分の中に答えがあるのだということを感じてほしいです。 また自分自身は外の世界から高知を見たり、親元を離れたりして初めて生まれた地域と大切な人たちのありがたさが分かりましたが、学生の時は当たり前のように「生活することも勉強する場も与えてくれるもの」と勘違いし感謝の気持ちを持つことが出来ませんでした。いますぐに感謝できるようになりなさいとは言いませんが、誰かに支えられていることや「ありがとう」を言われた時の喜びを大事にしてほしいと思います。

これからの夢を教えてください

高知県は日本の他の県から比べると少子高齢化や若者の県外流出が進み経済が低迷しており、よくない意味で日本の10年未来をいくと言われていますが、そんな時こそ高知の本当の良さを問い直すチャンスの時期だと捉えています。
幸いにも高知には企業や学校、行政そして学生の有志が集い、人間らしい生き方、働き方を実現しようと、組織の枠組みを超えて学びあっていく動きが出てきました。私もその一員として自分の大切な人たちが幸せでイキイキと生活ができる高知を創るために本氣で様々なことに向き合っていきます。
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