TOP >> 職業講話 >> 筒井典子さん(人・みらい研究所)
職業講話

どんどん壁にぶつかって遠回りしてみよう!

講話でお話しする内容を教えてください。

企業のインターンシップ体験での心構えについてお話しする事が多いのですが、まず学生気分から社会人としての意識に切り替えてもらうため社会人として挨拶や電話応対、名刺交換の大切さなどを伝えています。その後は、コミュニケーション力を高めるために働くことについて、良い社会人とはどういうことなのかなどをグループに分かれてディスカッションをしてもらい将来に向けて色々と考える機会を作ってあげるようにしています。
純粋な学生さんたちを目の当たりにすると私達大人も姿勢を正して背中を見せるということが大事だなということを毎回感じます。今は昔と違い働く親の背中を見る機会が少なくなって、頭の中だけで職業イメージを作るしかないので具体的な内容はわかりにくいです。そこでインターンシップの取り組みが重要になってきているのですが、学生の中にはやらされているという思いが強いのではないかと感じています。しかし実際現場を体験すると感じるものがたくさんあると思います。学生にはインターンシップ後の学校への報告は書いたら終わりではなく、活かすためには自分の行きたい業界のすりあわせなどを忘れないうちに具体的にまとめていった方がいいよと伝えています。

講話の中で一番伝えたい事は何ですか

今の学生さん達は目標を立ててからじゃないと動いてはいけないという気持ちがあるみたいで一歩がなかなか踏み出せていないように感じます。
計画された偶然性という言葉があるんですけど世の中生きてく中で多くの人は最初からこれをしようと決めているのは数パーセントで残りの人はとりあえずの方向性で進んで行きその行動の中でホントに偶然のようにいろんなチャンスが巡ってきて、ふり返って考えてみるとあたかも偶然に見えますが結局ここまでくるのにはきちんとした必然性があったんだと後から感じられるのです。ですから大まかな方向が決まったらまず行動を起こす事が大事だと伝えています。今の学生は最短距離で目標に到達するのが正解だと思っているようですがそうではなく人生って紆余曲折して結局ここに辿り着くとか、頭の中だけで決めて歩き出すのではなくて壁にぶつかっても引き返せばいいし、壁をのりこえられなかったら壁のまわりをグルッと回ったりいろいろな行き方があるわけです。グルッと回って違う景色を見たことが活かされる事もありますので人生回り道ってことではなくて無駄はないんだって私は感じています。それを伝えたいですね。

これからの夢を教えてください

チャレンジド(仕事などによって積極的に社会参加を果たそうとする障がい者のこと)の講師を育てることが私に与えられた使命ではないかと思っています。4年前、チャレンジドとして当社のインターンシップに参加した中村と知り合い現在一緒に働いていますので、いまは中村が講師として一人前に育ってくれることが私の夢です。彼の体験を医療関係の専門学校生に話してもらうことによって学生にいろいろな気付きを与えられます。私一人で話をする時よりもより広がりをもった研修が出来るようになったので私にとっては心強いビジネスパートナーです。
色々な場所で形にして伝え考えてもらい、そこからまた新たなものが生まれてくると思いますので、その種まきができたらなって思いますね。彼が頑張ることによって県内のチャレンジドの方や一般の学生も話を聞いて励まされるというようなことがありますので、私に出来ないそういう部分を彼が担ってやって欲しいなと思っています。心の教育部分を人みらい研究所として目指していきたいです。
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