TOP >> 職業講話 >> 鈴木秀司さん(スポーツマックス)
職業講話

大きな事でなくていいので、今やっていることが必ず将来生きてくるということを伝えています。

講話でお話しする内容を教えてください。

基本的に自分の体験から学んだことを話すようにしています。例えば、アスリートとして大学を卒業した後に1年間実業団で、7年間民間企業で働きながら「棒高跳び」を続け、97年日本選手権優勝、98年アジア選手権銅メダルを獲得しました。そして、引退までの一年間は国体に照準を合わせて身体を最高の状態までつくりあげ、結果として日本2位に輝きました。もちろんそのプロセスは厳しいものでしたが、小さい頃からオリンピックに出場したいという「夢」と、辛いことがあっても常に自分を信じて「自分なら出来る」という強い思い、そして何より「助けあった仲間」の存在が自分を支えてくれたのだと伝えています。また講演の最後には学生のみなさんに「社長をやってみたら、社長は楽しいよ」と伝えるようにしています。理由は偉い人になるとかお金を稼ぐということではなく、私がずっと携わってきたスポーツと同じように、努力した分しか結果はでないということ、そして考えや行動はいずれ自分に跳ね返ってくるから、厳しくも楽しいということを伝えたいです。
エピソードをお話すると、あるとき、こどもたちを集めたイベントが出来ないか?と保育園の保護者会会長から相談がありました。某テレビ番組でプレーヤーがアスレチックの障害をクリアしていく「SASUKE」のこどもバージョンを、スタッフと議論し創り上げた「コスケ」が大変好評で、現在では帯屋町のアーケードを利用して開催されたり、様々なイベントで利用してもらったりしています。もし「出来ない」「やったことがない」と考えていたなら、実現することはなかったと思います。

講話の中で一番伝えたい事は何ですか

大きな事でなくていいので、今やっていること(勉強・部活・アルバイト)が、必ず将来生きてくるということを伝えています。
自分が学生の時はスポーツばかりしていましたが、学んだことは体を動かすことではなく、目標を立てること、先行きが真っ暗になっても努力を続けていれば必ず報われること、そして本氣で先生や仲間とぶつかれば自分を支えてくれる存在になることなど、今思い出してみると人間として大切なことを学んでいたのだなと感じます。その経験を活かして、いまでは「体育の家庭教師」として数多くの子供達に体を動かすことの楽しさを伝えています。
例えば、こども達が跳び箱に挑戦するときに、技術を教えるのではなく「体を動かすことや友達と遊ぶことを楽しもう」と伝えていくことで、自ら挑戦することや工夫することを学んでいくので、考える力が身につき、自然に跳べるようになってきます。つまり何事をするにも「やらないといけないから」「皆がやっているから」ではなく、「どうやったら楽しくなるのか」「どうやったら跳べるようになるのか」を自ら考えることで、チャレンジする事ができ達成感が生まれ、やれば出来るという自信になります。

これからの夢を教えてください

これからもスポーツの楽しさを多くの人々に伝えていきたいです。というのも、スポーツ団体に所属している少年・少女達は勝敗にこだわり過ぎて、過度な練習をしたり、仲間やお世話をしてくれる人たちへの感謝を持てなかったりすることを、たくさんの出会いを通じて目の当たりにしてきました。もちろん勝負にこだわることは大事ですが、もっと本来スポーツは楽しいものであることを直接関わり伝えていきたいと願っています。
現在親子運動教室を様々な地域で開催して4年間で延べ1万人の大人やこども達と出会ってきていますが、これからは学校の先生方や行政、そして実業団などと連携をとってスポーツの楽しさを伝えることの出来る活動をしていきます。
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