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高知で体験できるインターンシッププログラム

  •  私の家は、山奥の急斜面を切り拓いた棚田で米作りをしています。幼い頃から家の手伝いとして、米作りを見てきましたが、この棚田での米作りは本当に大変でした。野生の動物が田んぼを荒らすことなどもしばしば。山の斜面を切り拓いて作られた田んぼなので農業機械も使いづらく、平地に較べるととても手が掛かります。しかし、そんな田んぼで祖父が丹精込めて育てた「天空の郷」が全国の品評会で特別優秀賞に!!この結果を聞いて、凄い!自分もやってみたい!心の底からそう感じました。

  •  そんな祖父の影響もあって、職場体験では農業の研究をしてみようと考えて、ここに決めました。 最近の園芸作物は、それぞれの生育環境で記録した緻密なデータに基づいて、科学的に育てられています。また、病害虫への抵抗力を高めるために別々の植物をつなぐ「接ぎ木(つぎき)」が野菜でもおこなわれていて、実際に体験することができました。野菜の接ぎ木は花木とはまるで勝手が違っていて、生長前の細い苗をまっすぐに接がないと育ちません。細心の注意力と根気、手先の器用さが求められる難しい仕事で、夢中になってやっているうちに千本以上も作業していて自分でも驚いてしまいました。

  •  将来の夢は、高知の農業を引っ張っていけるような存在になることです。その第一歩として、農業大学への進学に向けて頑張っています。いつかは全国で高く評価されるオリジナルのお米を作って、祖父の「天空の郷」を超えてみせます。

  •  職場体験を本山町の素晴らしさを実感する機会にして欲しいと思っています。大自然の中で生産者の方々と一体になって汗をかき、それぞれの農業への愛情や想いに触れ、本山の自然や農産物、暮らしに興味をもってもらいたい。私たちには、この地域を守り、後継者を育て、未来への橋渡しをするという使命があります。高齢者の割合が高い地域ですが、その皆さんは地域を守り、歴史を作ってこられた大先輩でもあります。今を生きる高校生と触れ合うことで、輝かしい未来を実現するチャンスが生まれると信じています。やがては若者がどんどん集まり、世代を超えて協力し合い、豊かに暮らせる地域になれば嬉しいですね。

  •  弥生時代から続くと言われる本山の棚田。長い年月をかけて切り拓かれた水田は、現在まで大切に守られ、農業文化と共に今日まで伝承されてきました。なんとかこの棚田を守る妙案はないか、農家の方々と試行錯誤しながら開発したのがこの「天空の郷」です。四国山系の激しい寒暖差、険しい山々から湧き出す清涼な水など、この地域の短所と長所をうまく組み合わせることで、他では真似のできないお米作りに成功しました。今では、一ヶ月で完売してしまうという嬉しい状況です。これからも、この地域でとれる農作物を研究して付加価値をつけ、どんどん全国へアピールしていきます。本山町のファンを全国に増やしていきたいですね。