TOP >> The職場体験 >> 高知県立のいち動物公園

高知で体験できるインターンシッププログラム

  •  私は、幼い頃から動物が大好きでした。家にいても動物のことばかりが気になって、見ているテレビも知らず知らずの内に動物番組ばかり。将来の夢も、「動物園で働くこと」とあたりまえのように決めていました。しかし、中学生になって進路のことを現実的に考え始めた時は少し悩みました。そんな私に担任の先生は「素晴らしい仕事だと思うよ。どうすればその夢が実現できるか、あなたなりに努力してごらんなさい」と言ってくれました。なんとなく自分では、「子どもじみていて、人に笑われるかな」と思っていたので、その一言はとても大きな支えになりました。それをきっかけに「絶対にこの夢を叶えよう!」と真剣に考えるようになり、職場体験の受け入れ先に「のいち動物公園」の名前があるのを見つけた時は、「ここだ!」とすぐに決めました。

  •  大好きな動物相手の仕事とはいえ、体験する前はさすがに「甘くはないだろうな」と不安な気持ちで一杯でした。実際に体験してみても、キリン小屋の清掃で重いワラやフンを運ぶのは大変な作業でしたし、コウモリの飼育室では、折り畳み傘ほどの大きなコウモリが急に飛んできて、怖い思いをすることもありました。しかし、飼育員さんが作業のコツや動物の習性などについて、優しく丁寧に教えてくれたことで、前向きに頑張ることができたように思います。動物が好きというだけではなく、働く職場の人間関係も大事であることを学ぶ、貴重なきっかけになりました。とは言っても、私の疲れを癒してくれたのはやっぱり動物達のかわいい仕草です。特にフクロウの「食べていい?」と問いかけてくる様な眼差しには本当にメロメロになりました(笑)

  •  動物たちのエサを作る時の飼育員さんの表情は、まるで我が子に食事を作る時のような優しさであふれていました。気まぐれな動物たちに根気強く優しく接していくことができるのは、この動物への惜しみない愛情だと感じました。私も自分の夢に共感し、応援してくれている母親や学校の先生の愛情に感謝して、動物に関わる仕事に就き、夢を叶えます。

  •  職場体験では、できるだけ多くの命を体感してもらえるように、大小様々な動物を担当してもらいます。飼育員と一緒に動物の寝室の清掃やエサやり等を実際に行いますが、寝室は臭いもあるし、夏は暑く、冬は寒くて仕事は決して楽とは言えません。でも、この時間が動物たちの健康チェックに欠かせない重要な時間なのです。フンの状態やエサの食べ具合を注意深く観察して、動物たちをお客様のいるスペースに移動させても良いかどうかを判断します。キリンなどの大型動物の場合、急に具合が悪くなってもその場では適切な治療ができず、寝室へ戻す移動も大変ですので、日常の健康チェックは本当に大切な仕事です。そうやって動物たちを健康に保つことが、動物園に来て下さるお客様の笑顔に繋がっていると考えています。

  •  動物が大好きな学生にとって、飼育員は人気の職業です。昔と比べればペットを飼うことも日常化し、本格的に動物について学べる学校や、就職先として考えられる動物病院やペットショップなども増えてきました。とはいっても、採用者数はそれほど多くないので、就職を希望する学生さんにとってはまだまだ狭き門かもしれません。職場体験を通じて動物と関わる仕事の喜びと大変さを実感していただき、動物を愛する皆さんの未来を切り開くお手伝いができれば嬉しいですね。