毎週日曜日、2人1組で11時から16時半まで8カ所の商店街で活動しています。お昼ご飯は地元商店街のお店でいただく。いくら全国チェーンのお店が便利だろうと、まず地元を応援する。それが私たちの鉄則です。活動で力を入れているのは「挨拶運動」。とにかくこちらからどんどんお声掛けすること。そうすることで、地元の皆さんや観光客の方々からも気軽に声をかけていただける存在になろうと努力しています。
 こうち春花まつりやハロウィンパレードなど、商店街のイベントにも率先して参加していますが、私たちエスコーターズが企画開催したイベントも多数あります。7月には七夕イベント、12月にはクリスマスイベントでコスプレ大会を企画し、ひろめ市場で開催しました。初めて挑戦した司会はアドリブで苦戦しましたが、参加者の皆さんから「良かったよ!」と言葉をかけていただいてホッと一安心。大きなことができるわけではありませんが、精一杯の工夫を凝らしたイベントを開催して、商店街の活性化に少しでも貢献したいのです。



 高校在学中、幼なじみがエスコーターズに在籍していて、その活動内容について幾度となく聞かせてもらう機会がありました。いろいろな人と関われること、コミュニケーション能力が高まること、そして何よりやっていて楽しい!ということを聞き、いつしか興味を持ち始めていました。
 大学に入学してすぐに体験エスコーターズがあることを知り、「やってみなくちゃわからない」という精神で参加。最初は緊張して挨拶の声を出すのも至難の業。優しい先輩たちでしたが、挨拶の声ひとつで厳しい指摘をたくさんいただきました。やがて「こんにちは・・・」と絞り出した声に、「今日もお疲れ様」「ありがとうね」と言葉を返してくださる商店街の皆さん。先輩たちの厳しさには、その優しさに触れて欲しいという愛情があったのです。そうした先輩方や、私たち学生の活動を応援してくださっている商店街の皆さんの存在を知り、もっと深く関わってみたいという強い動機が生まれました。現在は、私たちが商店街の皆さんに元気を与えられるような存在になろうと、その一心で活動しています。



 たくさんの人が支え合っている商店街は、とても魅力的な場所だと思います。子どもからお年寄りまで、幅広い年代のお客さまを受け入れてくれる懐の広さは商店街ならでは、と言っていいでしょう。しかし、商店街の店主も利用するお客様も高齢化が進んでいます。若い世代は郊外にできた大型ショッピングセンターに吸い寄せられ、商店街離れに歯止めがかかりません。若い人たちに支持される店づくりを進めるためにどうすればいいのか、そのヒントを得るためにも、若者ともっと関わる機会が欲しい、という店主の方の声をよく耳にします。商店街をもっともっと皆が交流できる場にする、というのが私の願いです。先輩方から受け継いだ歴史ある活動に新たな息吹を吹き込み、進化し続けていく覚悟です。