企業担当者の想い

竹虎(株)山岸竹材店|山岸龍二さん

竹虎(株)山岸竹材店|山岸龍二さん

教わるばかりではなく気付いてほしい

 学生の皆さんには、周りを見ながら、自ら行動して学んでほしいと思っています。私たちの会社では、荷受けや梱包などシンプルな作業も多いのですが、その中で何を感じて行動するかは本人次第。ただ、こなすだけではなく、何かをつかみとってほしいですね。
 期間中は毎日レポートを書いてもらいますが、毎日読んでいるとどんな気付きや心境の変化があったのかがわかります。日々少しずつ成長しているんだなって感じますね。

インターンシップで社員が初心に戻れる

 インターンシップは私たちにとって共に学ぶいい機会になっています。現役の社員が仕事の仕方を教えるのですが、自分もわからないことは教えられない。だから社員もわからないことを勉強したり、伝え方の工夫をするなど成長のきっかけになっています。
 しかし、現象として見ると学生が入る事で、会社の場や空気が変化してしまいます。私たちはお客様に喜んでもらえることをきちんとするのが仕事です。したがって、普段以上にお客様に気を配ることが要求されます。当社にはインターンシップ専任の担当者がいないので、その業務は通常の仕事に上乗せされます。普段より仕事量が増えるので、ミスなどを起こさないように慎重になる場面も増えてきますが、緊張感の使い分けというかオンオフのスイッチを上手く切り替えて働くことで、結果的には社員の成長につながっているようですね。
 また、朝礼ではお客様からの手紙を読んで感想を発表していますが、せっかくの機会なので学生にも自分の気持ちを話してもらいます。学生の発言は社員にも新鮮な良い刺激になっているようです。学生には「上手に出来なくてもいいから気持ちを込めていきましょう」と声をかけています。

人の繋がりを守りながら・・・

 当社にインターンシップを希望する学生の多くはネット販売の手法ですとか、ホームページを作成してみたいという理由で来ている方です。学校で専門の勉強をしていればある程度はできると思いますが、そのスキルを活かして何を作るかが重要です。参加するまでの学生は、ここでの仕事をあまり重要だと考えていないように感じます。例えば「現場の仕事をしたい訳じゃない」のような。でもそれは違うんだと言いたい。ここで商品ができあがるまでにはたくさんの人達が関わっていて、その先にお客様が居るんだということ。それを理解しないと「商い」はできません。人と人との心の繋がりがあってはじめて「商い」です。店頭販売だけではなく、ネット販売でもお客様を大切に思う気持ちは必ず伝わります。以前、当社ではネット販売をする事に抵抗がありました。職人のこだわりといいますか…。でも、竹虎の存在や想いをたくさんの人に知ってもらいたい!ネット販売はそのための手段の一つなんだ!と考えた時に気持ちがスッと楽になりました。日本に竹の文化を残していきたいと思っていますし、それを伝えることが竹虎の使命だと思っています。