子どもたちが教えてくれた伝わる喜び

 「インターンシップに行こう!」そう決めたのは、マッチングセミナーで『高知ファイティングドッグス球団』の名前を見つけた瞬間でした。高校時代は野球部で、アイランドリーグのトライアウトまで受けた僕には、セミナー会場の「高知ファイティングドッグス」の名前にスポットライトがあったっているかのように輝いて見え、ここしかない!と即決しました。
 こうして、野球がきっかけで臨んだインターンシップ。忘れられない体験になったのは、意外にもある小学生との出逢いがきっかけでした。1泊2日のサマーキャンプに途中から参加した小学生。皆と仲良くなるタイミングを逃して輪に入れず、ずっと一人ぼっちでした。人見知りで引っ込み思案な自分の姿と重なったのかもしれません。「この子を笑顔にしよう!」というチャレンジが始まりました。川遊びでは「水が冷たいね」「気を付けてね」「楽しいね」とにかく話しかけました。夕方、その子が皆の輪に加わって、楽しそうにバーベキューの準備をしている姿を見た時には、思わずガッツポーズをしてしまいました。もちろん僕にもすっかり慣れてくれて、植物園で手を引いて歩いていると「兄弟みたいやね!」とインターン仲間に言われました。2日目の夕方、涙を流しながら帰りの荷物をまとめている様子を見ていたら、なんだか「ジーン」と胸の奥が熱くなって、僕まで涙がポロポロとあふれてしまい、声をかけようにも言葉にならず、ただただ見送ることしかできませんでした。ここまで本気で誰かに体当たりしたことは初めてでしたし、大きな自信になった気がしています。この2日間は私にとって忘れられない貴重な体験となりました。