知識や資格より"本当に大切なこと"

 将来の夢は「日本で10人に1人が使う」ソフトウェアやシステムを開発することです。この夢を叶えるために経営のことを学びたい、そう思いインターンシップへの挑戦を決意。インターンシップ先を迷っている中、参加したマッチングセミナーでの池澤さんのスピーチに大きく感銘しました。「将来、学生が就きたい職業ランキング上位に魚屋がランクインすること!」そう熱く語る姿に心を打たれ、面談で詳しく話を聞いてみました。魚の専門店としての職業体験だけではなく、魚離れが進むこの時代、いかにしてお客様を振り向かせるのか…そんな実務的な経営についても学べると聞きました。自分の課題にピッタリ!ここにしよう!と決心したのです。
 それまでの私にはアルバイトの経験がありませんでした。面接を受けてもなぜか採用に至らなかったのです。そこで夢を叶える最短コースを進もうと、余計と思うことには目もくれず、ひたすら資格取得や、勉強に力を注いできました。しかし、この体験でもっと大切なことが見えてきたのです。インターンシップ中、池澤さんは、何よりも「元気さ」が大事だと教えてくれました。また、私には「礼儀」や「積極性」が欠けているという指摘もいただきました。社会では知識や資格だけではなく、使う人の「人間力」が求められていることがわかってきました。ウロコを取り除く作業でも、最初はしんどいだけでしたが、この気付きを意識して取り組んでみると「次の工程の人が作業をしやすいようにするにはどうしたら良いだろう…?」と考えるようになりました。そうすると徐々に人間関係に意識が向くようになり、やりがいを感じられるようになってきました。同じ作業でも、心がけ一つで充実感が変わってくることは大きな発見でした。社会人として「本当に大切なこと」…なぜアルバイトの面接に合格しなかったのか、今では理解できます。