• 参加した2つのセミナー、不安から決意へ

     学年が上がり、就職や働くことについて漠然と考えはじめた安並さん。しかし、過密な授業がつづく専門学校の生活ではなかなかきっかけがつかめない。暗中模索のなか安並さんが飛び込んだのがマッチングセミナー。
     「シティネットさんと出会ったんです。社長の渡邊さんが『インターンシップは学生にはもちろんのこと企業にとっても成長できるチャンス。思いきってやってみましょう』と言ってくれて、なんだか安心して。渡邊さんのいるシティネットさんで頑張ろうと思ったんです。正直に言うと、こんな会社に入ってみたいなって思えました」
     インターンシップが始まる直前の心境を振り返る。「学生が僕一人だという事がわかって、急に不安になってしまいました…。うまく馴染めるだろうか、責任が重いんじゃないかな…」そんな不安を振り払うように、インターンシップ直前に開催された『キックオフセミナー』に参加する。そこで安並さんはグループワークの進行役を務めた。「ディスカッションで、インターンシップに臨む心構えや目標についてみんなと対話していくうちに、この機会に成長しないともったいない!と思えました」
     同じような不安の中、前向きな仲間たちとの対話が、安並さんの気持ちをプラス方向へ動かした。

    会社とは?仕事とは?
    インターンシップで見えた働く自分

     「働くってどういうことなのかを、この2週間で見つけたいと思いました」
     安並さんがまず取り組んだのは『注意して観察』するということ。「手が空いた時間や休憩時間にも、誰がどんなことをして、どういう動き方をしているのかなど、仕事の内容も含め興味を持って、周りを見るようにしていました」「電話応対では配慮が感じられる言葉遣いなど、じっくり聴いているととても勉強になりました」
     観察するというシンプルな行動から、大きな収穫があったようだ。「シティネットさんは幸いにも社内全体が見渡せ、その中で様々な仕事が行われていて、それを観察することができました。仕事というものがどんな風に進んでいくのかとても興味がありましたので、観察する時間は、僕にとっての大切な時間でした」
     目的を持って取り組んだからこそ、その収穫も多い。

  • 任された仕事に、いかに取り組むか。

     インターンシップで最初に任されたのはデータ整理。その数ナント約千件!そんな時、渡邊さんからこんな話を聞く。
     「100キロ歩けと言われて100キロ先を想い浮かべるとしんどいけど、5キロ先をゴールにしてコツコツと進む。それを積み重ねながら着実にゴールに近づく。このように膨大な仕事をする上ではそんな捉え方も有効ですよ」現場を経験している先輩からのアドバイスだ。
     「気持ちが楽になりました。それに千件の仕事を任せられたことも嬉しかったですし」と笑顔だ。「専門的なことはお手伝いできませんでしたが、このインターンシップで仕事の一部を経験させてもらって本当に良かったです。最初は、効率よく仕事するかなんてまったく考えていなかったので、とにかく時間がかかりました。でもだんだん慣れてくると、いかに効率よく進めるか、早く手を空けて次の仕事に取りかかろうと考えるようになりました」
     一人で臨んだインターンシップ。その分、自分自身とトコトン向き合える時間がある。成長を実感しながら一つひとつのプログラムに、取り組んでいった様子が伝わってくる。

    生きたマナーとは…
    見えてきたこれからの課題

     今まで学んできたマナーと社会人としてのマナーは違う、そう感じたという。
     「学校で教えてもらったマナーは、礼の角度や服装など目に見えるものが中心でしたが、社会人としてのマナーは、どうすれば相手が心地良いかを考えることだと教えていただきました。お客様が喜ぶ仕事をするためには、お客様の声を聞いてお客様が何を望んでいるのか、自分の方向が間違っていないのか確かめながら仕事を進めて行かなければならないと思います。見た目のマナーも大事ですが、それ以上に相手とのコミュニケーションを成立させることが大切」そう力強く話す安並さん。
     「実は話すことはそんなに得意じゃないし、話すより聞く方が多いです。聞くことも大事だと思うのですが、自分の思いを相手に伝えなければならないこともある。インターンシップが終わっても、自分が苦手なことを克服するために頑張りたい」話すことが苦手と言いつつ、しっかりと今回の体験を語ってくれた姿は今回のインターンシップが安並さんの成長の機会となったことを証明してくれた。