• 県外出身者にとって
    インターンシップ先を選ぶのはひと苦労…
    そんなときに出会ったマッチングセミナー

     小学生の時からマスコミの仕事に興味を持ち始め、中学生のときにラジオ局、高校生で出版社の職場体験をしたことがある。「タウン情報誌を発行している出版社でしたが1日だけの体験だったので取材にちょっと同行しただけで終わってしまいました」
    物足りなさを残したまま月日は流れ、大学3回生で3度目のインターンシップに挑戦することに。
     「私は香川県出身。高知が地元ではないので、どんな企業があるのかすらあまり知らなくて…インターンシップ先の企業をどうやって見つければいいのか分からなくて戸惑っていました」
     そんな時、大学内の掲示板に貼られたあるポスターを目にする。「これだ!と思い参加しました」
    そのポスターとは高知県内のインターンシップ受け入れ企業とインターンシップを希望する学生が、直接面談しマッチングを図ることができるマッチングセミナーの開催告知である。

    高知って面白い企業がいっぱいあるんだ!
    セミナーで意欲が増し、早く体験したくなった

     「セミナーで実際に企業の方と話してみると、興味のなかった職種でもトライしてみたい!と思えた事は新しい発見でした」
     積極的に数社面談し、充実したセミナーとなったようだ。最終的に筒井さんがインターンシップ先に選んだ企業は高知のタウン情報誌を発刊する『ほっとこうち』。「雑誌も読んで知っていたし、いろんな部署が体験出来るということが大きな決め手となりました。営業や企画の仕事から、裏方として支える経理など、出版社の仕事の全体的な流れを知ることができればいいなと」
     セミナーに参加することの大切さを知った筒井さんは、その後のキックオフセミナーにも参加した。インターンシップに対する意欲はますます高まったという。
     インターンシップに臨むにあたって決意したことがあった。「社会に出た時、どんな困難も乗り越えられるチカラを、社会人の皆さんから見て学ばせてもらい、自分のものにしたい!」

  • インターンシップ、なめてたかも…
    めまぐるしい日々、落ち込むこともたびたび

     ついに2週間のインターンシップが始まった。「よさこい増刊号発刊の時期ということもあって体験内容が盛りだくさん過ぎて…記憶が飛んじゃってます(笑)」
     よさこい祭りの取材では帰宅が夜 時を過ぎることもあった。「ずっと外で待機。雨が降ったと思ったらカンカン照りになったり…どこに行っても人がいっぱいで目が回る…読んで楽しい記事の裏側には、地道で大変な取材が必要なんだなと」
     一緒に参加したインターンシップ仲間と「キツイねぇ」と素直な気持ちを分かちあうことで心が軽くなったという。
     営業同行も経験した。「営業といえばノルマ。達成できなければ叱られるというイメージがありました。しかし営業部長さんが、まずは信頼関係。無理は通さないことだ、とおっしゃられていたことが印象に残っています」「いろんな部署を体験しましたが、私は営業の仕事に惹かれました」インターンシップを通して、どうやら筒井さんは自分のパーソナリティに気付き始めているようだ。商談に同席する筒井さんの姿は真剣そのもの…メモを取る眼差しと強い筆圧が印象深い。

    挑戦したら成長できた、そして、高知のことを
    もっともっと知りたくなった!

     「ほっとこうちの皆さんは仕事に厳しくて一生懸命!大変な仕事でしたが、メリハリがあり、やりがいがすごく伝わってきたのです。社内の雰囲気がものすごくいい。おもしろいことやっちゃろ〜っていう気持ちで仕事している。楽しみながら働くっていいなと素直に思いました」
     インターンシップが終わってから、本人が気付かなかった変化をアルバイト先の先輩が見つけてくれた。「今まではお嬢さんみたいやったのに、しっかりしてきたね!と言ってもらえたんです」と照れながら話す。中学・高校とは違い、大学生のインターンシップは企業を自分で決めて交渉しなければならない。筒井さんはマッチングセミナーに参加することでスムーズに参加企業を決める事ができた。
     「あの時セミナーに参加しなかったら今の自分はなかった。一歩踏み出す勇気。このチャレンジ精神を就職活動に活かしたいです」
     『ほっとこうち』を読んで高知を知り、「県外から友達が遊びに来た時にはおいしいお店に連れて行ってあげたい。私が友達にとっての『ほっとこうち』になりたいんです!」
     『ほっとこうち』の社是は「高知を元気にする応援団になろう」ここにもう一人、応援団員誕生だ。